2008年にアルバム『Revision』でメジャーデビュー。国内外問わず活動するBLU-SWINGがデビュー10周年を迎え新曲2曲を含めこれまでの軌跡をたどったベスト盤をリリース。メジャーデビューアルバムから10年、過去14枚のオリジナルアルバムからの軌跡をたどり新曲も含めて収録。メンバー5人が様々な活動を行う中で培われたJAZZを昇華したBLU-SWINGのオリジナルを体現。
最近の音楽シーンはよくわからず、数年前に「最近の音楽シーンはよくわからず」といいながら聴き始めた音楽についてもいつのまにかよくわからなくなってしまい、それは無論「追っていない」からなんではあり、今みたいなネットで情報寄せまくりな状況下においては単に怠けているだけなんじゃないかっていえないこともないかとは思いもすれ、結局怠けているわけではありながらもその実、最近の音楽シーンを追っていないだけで、最近じゃない時代の音楽シーンは追っているような追っていないような。
じゃぁ音楽シーンっていうののどんくらいの頃から追っていないのかといえば、不思議なことにインターネットを使い始めた頃からなんじゃないかと。 そうなると単純に20年とかそこらから浦島太郎だともいえるんですが、少々めんどいことに例えばそれがきっちり20年前だとすると、その20年前のリアルタイムな音楽シーンを追っているわけではなくて、ここいらはうろ覚えながらも、唯一とも言えるリアルタイムの音楽としての大きな存在であった佐藤伸治が亡くなった時点でその時その時の音楽シーンとは袂を分かったような気が、今からするとだけどそこが分水嶺だったのかもしれません。 すなわち、20年前は40年前くらいの音楽シーンを追っていたのであり、そこから20年後の今でも40年前くらいの音楽シーンを追っているのでもあり、ようやく30年前くらいのも追うようになったかなーっていう、つまり、
時代遅れも甚だしいっていうこった。
だので BTS (방탄소년단) とか言われてもよくわからず、試しに今 YouTube で聴いてみたんだけど、ヒットの法則というか方法論が確立されたと思しき最近の音楽シーンは、それはBGMで聴くとかならばいいとしもし、自分のライブラリにはなくてもいいよねっていう立ち位置にあるような気がします。 そして「自分のライブラリ」とかいってる時点で老害でしかなく、ストリーミングで聴くような音楽は BGM でしかないのにそれをどうにかしたいんじゃないかっていう無駄な足掻きのようなこともすでに、不毛でありましょう。
2008年にデビューしたバンドの10周年のベストを2021年に発見するっていうのがいかにも私らしい。 またくに時代性が希薄なんではありますけれども、そもそもこのブログにしたって今日書いたもんを今日公開するものでもなく、1ヶ月とか平気で寝かせるもんですから、どのみち同じ穴の狢だとはいえます。 ただ強いて言えば、それを3年後に(アーカイブとして)読めば、読み手だって時代性を問うことはできないわけで目くそ鼻くそなんですってば がおー!
ジャズやラテン、AORの風味がたっぷりな BLU-SWING はそのアンニュイさから paris match と比較してしまうのはいかんともしがたいことながら、これをすなわちシティポップと定義づけてしまう風潮を嘲笑いつつ、いろんな音楽が高い山のようにそびえ立つその前に立ちながらも気負わずこれからも自分のペースで音楽を楽しもうと思う私なのではありました。