Ricardo Marrero & The Group といえば、あの TSG レーベルから出たような出ないようなっちゅう体だもんだからウルトラレアになってしまった A Taste(1976年リリース)ですし、今やふつうに聴けますんでそっちをやっぱりはオススメするところですし、いわゆるレアグルーヴ、ラテン・ジャズの名盤の誉れも高いくらいなんで必聴なのではありますけれども、ここは敢えて 2nd(1977年リリース)をば。
っていうか 1st があぁだったんでオラオラ状態でリリースしたんでしょうねぇ。 A Taste Of Latin と Tiny は両方のアルバムに収録されておりますが別の録音。 聴き比べると 1st のほうがよかったりするもんだからわからないもの。 それでも 2nd は
Feel Like Making Love のカバーが収録されています。
基本的にはサルサ畑の人たちなんですけれども、軽やかに逸脱している様がすごい。 よくよく聴けばそっち系のニュアンスも見え隠れするものの、ぱっと聴きではあんまり感じられず、逆に「ラテンっぽいフレーバーもあるんだなぁ」ってわけにわからないことになったり。