Hellmet emerged from the burning pits of Hades in 1970, made one acetate, lost it. Then split up. #rumoured to exist amongst a small circle of prog collectors, the acetate was rediscovered 50 years later and sold for £10,000 in 2021. #demonic lead guitar dominates in 5 searing psych metal tracks, peaking with the doom laden heroin ballad Judgement Day. a key in the EVILution of heavy prog, coming out of Cream and into nascent Zep. #cover reproduces an orig sketch for the planned 1970 LP.
1969年にイギリスで結成され、1971年に小ロット(99枚)でリリースされたこの唯一作は、オリジナルがメガレア盤なのだそうな。 だからというのもでないそうだけど今年になって再発レーベルである Seelie Court から豪華ジャケ内装になったとかで正式再発されるまで、いわゆる海賊盤の LP やら CD やらがぽつぽつとリリースされたのでありました。
中世のような格好のおばあさま(Grannie)がいよいよしてレスポールを突いているという、ちょっとすごいジャケットの本作ではありますが、聴き始めてなんかちょっとデモテープみたいな録音がアレだけどまぁまぁ普通のプログレ寄りなロックなのかなぁと思いきや、だんだんにこう「牙をむく」んですよね。 満を持して「暴れちゃいまーす」みたいな。 初期クリムゾンから初期クリムゾンに特化した部分を薄めてロックに傾けてみたものの、なんか納得できずにときより凶暴化してみちゃったみたいな。
内容は相当に良くて、これで録音がもっとよければ言うことないって話なんだけど、上記の通りなんらかの事情により小ロットでのリリースということもあり、こうせざるを得なかったのかもしれないですねぇ。
ちなみに話によるとこのバンド、機材の盗難が遠因になったかで解散したとのこと。