1968年7月、ジャックス絶頂期のライブ
あるいはジャックス全作品における最高傑作
遂にCD化!正式発売
デビュー・アルバム『ジャックスの世界』録音から2か月後(発売2か月前)に催された自主公演「第2回ジャックスショウ」(1968年7月24日お茶の水日仏会館ホール 共演:スージーQ、薔薇卍結社)のライブ録音。
1stアルバム『ジャックスの世界』より8曲、2ndアルバム『ジャックスの奇蹟』に収録される2曲、シングルのみの2曲、そしてアルバム未収録の「お前はひな菊」「由美子はいない」(後に若松孝二映画『腹貸し女』サントラアルバムとしてCD化)の2曲、以上、全14曲53分の録音は、1stアルバムと同じメンバーによる、しかし、水橋春夫脱退直前の貴重かつ壮絶なライブで、各曲とも完成度高くこれこそ決定版と言っても過言ではない内容。
同時期の世界的レベルから見てもサイケデリック~アシッド・フォークとして最高水準の傑作ライブ・アルバムとなりましょう。
ジャックス全作品における最高傑作というのは大げさすぎるし、何度も何度も書いていますけどまずは 1st だと思うんですよね。 それをこんなに音の悪いライブ盤を「最高傑作」だからっていきなり聴いちゃった日にゃ拒絶反応が起きるっていうもんだ。
その 1st の録音と発売の間に行われた自主公演の模様は、解説にもありますように誰かがテレコ(オープンリールの)でマイク立てて録音したのをメンバーに渡し、ファンに譲られて音源化というかLP化されたもの。 ファンクラブ向けということではありますけれどもあくまでも一個人のいわゆる自家制作盤の色合いが濃いものなのだそう。 ということでウルトラレア盤なのではありますけれども、コピーが流通されたおかげで幻の音源というほどではなありませんでした。
ただこっちは正式リリースということで、オリジナルと比べて切った貼ったはないものの、リマスタリングというのでしょうか音質・音圧は調整されています。 ですので盤起こしですけど正式リリースに見合うよう努力した、という感じなのかしらん。 音の問題を除けばライブ音源としては最高傑作だとは思われます。
いやいや、それにしても正式リリースされたんだねぇ。 これで未発表音源はなくなったのかなぁ。