そもそもはドラムを叩く人であったそうなな Philamore Lincoln の唯一作(1970 年リリース)は、そもそもはドラムを叩く人であったわりにはあんまり叩いておらず、なんというか「歌ってる」という。 経緯もなにもわからず書いているので申し訳ないのだけど、その割にはあれこれ豪華で、印象的なアルバムジャケットは John Kosh であったり、収録曲の Temma Harbour は Mary Hopkin のそれだったり、極めつけはバックの演奏で、
この曲はドラムが Jim Capaldi で、ベースが Jack Bruce で、ギターが Jimmy Page (ノッポさん)なんだそう。
そういったわけで私なんざからいえばサイケ・ポップとかソフトロックから言及したいところではありますけれどもそのものズバリではなく、フォーク・ロックだと捉えきるのも難しいし、よくわからんちんながらもポップであることは言うまでもない、という感じ。 なんかいろいろ曲作れますので(SSWなんで)バラエティに富んだソロアルバムを作りましたよ?みたいなところなのか。 内容はいいのに次がないというのはこれまた不思議な話ではありますけれど。