恋するレゲエ・ミュージック。ラヴァーズ・ロック、初の本格的ガイドブックが誕生!
近年、リバイバルしているアナログ・レコードのマーケットを中心に、国内外から新しい作品やコンピレーションが登場し、あらためてラヴァーズ・ロックが注目を集めています。ラヴァーズ・ロックとは1970年代中盤のイギリスで誕生したレゲエのサブ・ジャンル。洒脱なアレンジと甘いメロディを伴ったラヴ・ソングは、幅広いリスナーを虜にするポテンシャルを秘めながらも、これまでまとまった情報がなく、そのポップなサウンドに反して敷居の高い存在でした。そんななか、2020年に誕生し、リリースした作品が即完売するなど、シーンに新風をもたらしているレーベル、It’s a Romance Productionによる初のガイドブックが登場。シングル、アルバムの総掲載枚数は700枚以上という大ボリュームでありながら、ビジュアルも重視した紙面により、リスナーをラヴァーズ・ロックの世界へと優しく誘います。
12/23 の発売日には、入手したものの年末進行で忙しいので読むのは休み中かなぁと思いながらつらつらページをめくっていたらいつの間にか読了という始末。
やっぱり RELAXIN’ WITH LOVERS というコンピが始まりだったんじゃなかったろうか、私の場合。 というかこれ、雑誌 relax の特集が発端だったんですってね。 初めて知った(ような気がする)。 だってもう 20 年も前の話だもんね。 当時もネットはあったし確か初期の何枚もをアマゾンで注文したはずなんで、情報もあるものだろうと記憶を手繰ってみても手応えがないんです。 情報、なかったのよね。 だもんで CD の解説を貪るように読んだもんなんだけど、だからっていって Studio 16 がなんなのよっていうくらいに深くは理解できなかった。 理解できなかったけどそれはそれでよくて、なにしろどれもキラキラ輝いていた。 ラヴァーズ・ロックっていうのはそういうもんで。
ただ、ラヴァーズ・ロックっていうのはあまりにもニッチで、しかもベースがレゲエでしょ。 レゲエ嫌いな人すっごく多いでしょ。 ますますニッチになるでしょ、っていう話で困っちゃうんですよね。 いいのになぁ。
そういえばこういう音楽関係のガイドブックって本当に久しぶりに買いました。 記憶にあるところではモンド・ミュージックのやつを飯田の公園の中の店で買ったのが最後で、それだってウチの息子が産まれた頃だもんでもう一昔も前じゃん。
ということでニッチなんですが、少なくともこのブログでは相当にプッシュしているジャンルなんであります。 おすすめしたい。