John Berberian はアメリカ生まれでアルメニア移民の両親を持つウード奏者。 両親がアルメニア移民だったからウードを弾くようになったのもそうだけど、そもそも父親がウード奏者であり、かつ楽器職人でもあったらしい。
自身のソロアルバムは 60年代から 70 年代にかけて何枚かリリースされており(全て未聴)、それとは別にバックバンドを従えて 1969 年にリリースされた唯一作がこれ。 曲も最初と最後のみクレジットがあり、それ以外はクレジットがなかったりパブリックドメインだと記されていたりと謎仕様。 本人は基本的にウードのみを演奏しているようで、故に力任せにオリエンタルでエスニック風味(エスニカン?)。 ジャズやロックをベースにしてはいるものの、基本はセッションのようで、ウードの存在感が強すぎることと異様に歪んだ(ファズ?)ギターからして辺境サイケとはよくいったもの。