Ladies And Gentlemen… The Bangles!

腕輪の「バングル」なのか Bangles は!って今知ったところ。 80年代を彩ったガールズバンドとしてあまりに有名なこのバンドは、3枚目のアルバム(1988年)をリリースしたあとにだか解散したそうなんですけど、なんだったか映画のサントラきっかけで再結成して更に2枚のアルバムを2003年と2011年とにリリースしています。 その実、こっち(再結成後)のほうが良かったりなんかして不思議なもんではありますが、80年代のアルバムがあまりに80年代然しすぎ、聴いてて赤面してしまうほどであったりするんで、かえってよかったのかも。

Susannna Hoffs がすごく好き、だとか、背の低い人にリッケンバッカーもたせると最強説、だとか、そういうのはさておき。

そもそも全員がボーカルをとれるというすごいバンドであったわけですが、なんだかんだで業界やファンのスザンナ推しがバンドに悪影響を及ぼしたのは確実であり、それがバンドとしての評価を下げてしまう結果になったことは否めないのでありますけれども、このメジャーデビュー以前の音源集を聴くと、先の悪影響が及ぶ前のバンドの純粋な姿に触れることができ、それがいかに魅力的だったかがわかるものです。

ジャケットからしてダサくて最高だし。

ここで聴ける楽曲、そしてバンドの演奏は、はっきりいえばガレージバンド。 思いの外荒く、なのにコーラスちゃんとしているとか、絶妙に良いバランスなんですよね。 何曲かはカバーであり、選曲のセンスがすごい。 The Turtles はいいとしても(これだって意表をついてはいるけど)、Paul Revere & The Raiders であったり、とどめは Love ですから。 しかもSeven & Seven Is ですよカバーしてるの。 こちとら狂喜乱舞ですよもう。

結果、このバンドで一番いいアルバムはこれになってしまったという。

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