Head (The Monkees)

Head は同名映画のサントラ。 映画そのものはフリーキーすぎて評価できない内容であり、当時としても芳しくなかったようでして、果たしてこっちのサントラがどのくらい売れたかわからないんですけど、1966年のデビューからリリース的にも快進撃を続け、2年ばかりで6枚目のアルバムがサントラで、オリジナルメンバーが揃った最後の作品となってしまったのは皮肉すぎる。

カルトムービーっていわれてるんでしたか、映画のほうは。

話は変わるんですけど I’m A Believer / (I’m Not Your) Steppin’ Stone っていうシングルがあって、そのB面の曲名に見覚えがあるなぁって思って調べてみたら、Sex Pistols がカバーしているあの曲だったんですね。 そういえば Monkees のカバー、っていうか Bobby Hart & Tommy Boyce の曲だっていうのはどこかで呼んだことあるなぁ。 いい曲ですよね、ガレージ感たっぷりで、Steppin’ Stone って。

それにしてもこのバンドのことを好きになれなかったのは、その「オーデションで集められた『作られたバンド』」っていう評価ではなくて、とんでもなくなくて、アルバムから入っちゃったからだと思うんですよね。 どういうわけかこのバンド、特にこの Head なんかにしては、こちとら純粋に楽曲を聴きたいっていうのに余計なものが多すぎるんですよ。 このアルバムではシーンの一部であったり、他のアルバムではレコーディングのちょっとしたお遊びとか、そういうのが随所に散りばめられていて、聴いていてストレスだったり。 音楽聴いてストレスってなんじゃらほい、っていうわけで好きになれなかったんですよね。

だもんでベスト聴け、ベスト。 っていうことになるのかもしれません。

そうでなければ Headquarters がガレージ感がすごくていいんですけど、そうじゃなくて Head なのはなんでだって申しますと、映画でも印象的な(トリップ的な意味で)シーンで使われている Can You Dig It がいいからなんです。

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