Night Works (Gila)

Conny Veit というギタリストは華々しく活躍した人のようで、Popol Vuh や Guru Guru にも参加していたそうな。 特に前者での在籍期間は長かったらしく Gila そのものは 1st(1971 年)で崩壊してしまったらしく 2nd(1973 年)のリリース前には既に Popol Vuh に参加していたらしく、らしくらしくらしく・・・惜しむらくは心機一転な 2nd が多分に Popol Vuh の影響下にあり、それはそれでいいんですけど 1st の混沌としたジャーマン・スペースロックが影を潜めてしまい、なんならそっちのほうが好きな当方としてはしょんぼりしてしまうのではありました。

が、1999 年に突如としてリリースされたこの 1972 年のライブ盤は、ラインナップが 1st のそれであり、ギトギトなコズミックミュージックが展開され、あたいなんか狂喜乱舞であります。 ラジオ放送用に録音されたものということでミックスに難がある(ギターの音が小さいとか)という意見もあるようですが、全体からしてみればそんなに気になるかな?っていう感じ。 それよりも総体的にこういう音楽を捉えておくれよっていう話でもあり、Ash Ra Tempel あたりにまったく引けを足らないリフを中心に折り重ねて昇華していく高揚感は大変に秀逸であります。 これはよいジャーマン。

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