本家ブルースが嫌いというわけじゃない。 聴いていないわけでもない。 でも私の好みとするとそれは、本家ブルースに憧れたイギリスの若者が演奏するブルースが好きなんじゃないか説にもなって、簡単に言えば捻くれています。
本作は、マディ・ウォーターズが1968年に発表した、ブルースの可能性を大胆に示した会心作。飛び交うファズ・ギター!激しく打ち鳴らされるヘヴィなビート!サイケデリック・マディ参上!ピート・コージー、フィル・アップチャーチら、シカゴの名セッションマンたちも暴れまくる作品。
Muddy Waters にしても、実際に見たり聴いたりしてみれば「おお・・・!」ってなります。 でもカバーの方が好きだったり・・・なんではありますけど、サイケ化マディといわれるこの作品はよく聴きます。 生粋のブルース好きには評判芳しくないらしいですし、サイケ好きからすればこれはサイケか?って言われちゃう始末なんですけど、本人はサイケだとは思っていないんじゃないっぽいですよね。 「オレはオレ」みたいな、そもそもアクが強すぎますからみなさん。
ただ、ストーンズのカバーはいただけない。