Digital Dimension (Foundation Players)

Lifetones で Charles Bullen の相方として活動(録音)した J. Samuel は、またの名を Dub Judah と称していくつものアルバムを制作しています。 そんな Dub Judah のバンド名義での唯一作(1989年)がこれ。 オリジナルは Dub Jocky というレーベルからのリリースで、リストを見ると Dub Judah 名義のリリースも多く、もしかしたら自身のレーベルなのかもしれませんけれど詳細は全く不明ですが、ソロ名義がこのバンド名義での後となるので、もしかしたら本人はバンドでやりたかったのかもしれないですね。 本来はベーシストではありますけど、アルバムではギターを弾いたりキーボード使ったりと、あくまでも自身のパーマネントな活動の一環、その出発点なのがこのアルバムなのでしょうか。 イギリス生まれのマルチな才能を持つミュージシャン・プロデューサー、ということなのだそうな。 っていうかあなた何歳なのさ。

この方マイナーな存在なのかこれまで知らずにきました私ではありますけど、もっと早くに知ればよかったと後悔。 そりゃこのバンド名義のは CD 化もされておりませんし、ストリーミングサービスでもついぞ上がらず、知る人ぞ知る以前の話なのかもしれませんが、惜しむらくは内容がとてもいいんです。 すごく洗練されていてオーソドックスなダブ。 いわゆる「バージョン」ではなく、元曲がこれらなのでしょうけど、ベーシストのアルバムなのでダブ化されてもうブリブリ感が半端ありません。

これは再評価されるべきだと思うんだよなぁ。

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