Taste (Telescopes, The)

こないだ、今年リリースされたという Telescopes の新作を聴きました。 Telescopes が!今年の 2 月に!新作を!リリースしたんだそうですよ奥さん。 It’s Psychedelic Baby Magazine に首謀者である Stephen Lawrie のインタビューがあるんですけど、今や Telescopes は彼のソロプロジェクトになっているようで、Discogs を見ると随分と前からバンドとしての体裁はないみたい・・・っていうかソロプロジェクトだろうとなんだろうと今の今まで存続しているっていうのは、暖簾を保っているっていうのはすごいことだと思うんですよね。

とはいえこれまでどういう音の変遷があったか、最新作しか知らないのでアレですけど、かなりに今風な、エレクトロな(それよりもっとチープらしいけど)音作りになってるのに安堵とかしちゃったりする自分にも驚くのですが、バンドとしての 1st が 1989 年リリースで、翌年にライブ盤をリリースと、ここまではリアルタイムで追ってたんですよね。

なにしろ The Perfect Needle のサイケっぷりが Specemen 3 を彷彿としていて、あぁネオサイケもここに極まれりだなって思ったもつかの間、アルバムを聴いてみるとシューゲイズもびっくりな凶暴すぎる音の洪水で、兄ちゃんワウペダル壊れとるでそれ!っていいたくなるような、The Perfect Needle どこいった?っていうくらいの傍若無人っぷりに喝采を送るも、次に出たアルバムがライブ盤で、Doors のブートかなんかな?っていうすばらしいジャケットのまんま、というか 1st もこれライブだったんじゃないか?っていうくらいにノイズの塊がぼんぼこ飛んでくる快作だったんですよね。 なんかリリース元が潰れちゃったとかでもう CD として買えないのかな?って残念ではありますけどそれは余談として。 つか「?」使いすぎだよ俺。

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