もちろん Fishmans からの流れで聴いたのであり、それはラヴァーズ・ロックよりも前の話。 そしてこの度まったく違う線からの流れでちゃんと聴くことになって、それは Rocksteady 。 前から書いていますけど私が好きなレゲエというものは、能天気に明るいものだったり、ラップみたいなやつだったり・・・を除いたもので、できれば暗く、強いて言えばメロウで、めんどいのでオールドスクールなって書いてきましたけど、じゃぁそのオールドってどのくらいオールドなのよって言われれば、Black Uhuru が 70 年代後半でありますから、今から見ればそれなりにオールドなのでしょうけどレゲエという括りではさほどでもないっていう話で、なんかごめんなさい。 でも、ルーツ・レゲエよりも後だよ!そういう意味なんだよ!(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
というのを改めて Rocksteady を聴いて感じ入ったのでした。 でも、Studio One とか Trojan のコンピ、ディス・イズ・ロックステディ的なコンピレーションを聴いて感じたのではなくて、そっちで感じたのは未発達のレゲエで無論に良い曲もたくさんありましたけど、シーンとしては期間も短かったこともあって未成熟のまま終わってしまったのではないかと、そっちの印象が残ってしまったり。 ジャマイカの音楽シーンそのものが激動だった頃ですしね。
Rocksteady に光明があるのは、どちらかといえばソウルとか R&B 寄りであったことで、そこからラヴァーズ・ロックの流れもあったのかなって連想していくと楽しかったりもしますが、Carlton and the Shoes はボーカルグループであったというのが何よりでした。 なにしろベースが歌ってるというのが私の好きなレゲエの最も核になる評価対象であるのですけれども、ボーカルまでもコーラスつけて、ヘタウマっぽいいかにもレゲエなコーラスではありますがそれがよくて、レゲエではあるものの多分にソウル入ってて、1st のとっちらかった感じなのに比べ、この1982 年リリースの 2nd はアルバム全体に一本太い線が通ってる感じがしてとても聴きやすいです。 おもしろいことにそこから 12 年経ってリリースされた 3rd は普通のレゲエになっちゃってるんですが、そういう変遷から見ても、2nd が最高傑作なんだろうなぁ。
百読は一聴に如かずです。