前に投稿した Tangerine Zoo の楽曲も収録されている、ちょっといい感じのジャケットのコンピレーションで「All Kinds Of Highs」というものがありまして(実は未聴なので)聴いてみたいなぁとは思っていまして。 というのもサイケ/ガレージのコンピっていうのは掘り出し物がときにしてあったりなんかしちゃうもの。
なのでいつかは聴くのでしょうけれど、そもそもこのコンピのタイトルが「いかにも」感に満ち溢れていてコミカルで、そういう楽曲があるとはついこないだまで知りもせんでした。
Bohemian Vendetta は、ニューヨークはロングアイランドのバンド。 活動期間は 1966 年から 1968 年と超短く、その間に UA からシングルを1枚、Mainstream Records から1枚のシングルとそして、満を持して 1968 年にリリースされたのがこの唯一作でありバンド名を冠したアルバムなのだそうです。 ちなみにメンバーに Brian Cooke という方がおられますけど、芸名だそうでして、あの写真家の同名の方とは別人だとか。
ニューヨークで Mainstream Records から 1968 年にアルバム。 っていうと言わずもがなですが、ここで驚くのが Bosstown Sound から切り離して語られているらしいことなんです。 私なんかが想像していた感じにドンピシャだったのに、違うとは本当に驚き。 決して悪くはなんですけど、カバー曲の選曲のセンスとか、まぁもちろんサウンドなんかもそうなんですけど、ちょっと「薄めた感」と申しましょうか今ひとつインパクトに欠けるんですよね。 日本の歌謡曲みたいな、もっといえば B 級グループサウンズみたいな、ここまでいうと本末転倒になってしまいますけど実際聴いていてそう感じるんですよね。 えぇ、決して悪口ではありません。
ちなみに最初のシングルはレコード会社が違うからかアルバムには収録されていません。 Enough という曲で、これが一番良かったりするから世界は不思議に満たされています。