The World Goes On Around You (Mirage, The)

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とちらかといえば Jawbone 名義の方が有名なのか。 それはもしかしてアルバムを出しているからなのか(ようか)。 でも正直言って Jawbone のアルバムはそんなには聴かない。 むしろ前身バンドともいえる Mirage を頻りに聴く。

イギリスはハートフォードシャーというところで結成されたという Mirage は、1965 年にはシングルを出しているというからいやはや早い。 そして瞬間的に別名になり、そして Jawbone になったという。 この Mirage 名義でのコンプリートベスト「The World Goes On Around You」は、実は私は持っていないんだけど、この3枚組のを持っていればバンドの全歴史が辿れるっぽいです。 そう、Mirage は自身のアルバムを出さなかったんですけど、かわりというのかなんなのかやたらにシングルを出していて、これまでは Jawbone 以前のコンピレーションがリリースされたくらいでありますそいだけ音源があったと。

Jawbone のアルバム(1970 年リリース)が、巷ではサイケデリックだとは言われていますけど私にはピンと来ず、サイケとはちょっと違うよなぁっていう印象が先に立ってしまうもんですから、冷静に聴けばポップなもんなんですけど敬遠気味なのも、Mirage がサイケという面では少々強く、それよりガレージっぽかったりビートポップっぽかったりで「わかりやすい」んですよね、私のような初参物には。 なにしろ私が持っているベストでは1曲めが Tomorrow Never Knows のカバーで、すっごく頑張ってるんだけど流石に本家には勝てず、それでも同年にカバーをしているんだからイギリスっていう国はすごいもんですし、一応書いておくけど Jawbone でも別の曲をカバーしていて、よっぽど好きなんかなっていう話ではありますが、こと Mirage に関しては、Lazy Man という曲の別バージョンっていうのがどこにでも(たぶん)収録されていると思うんですが、これがちょっと腰を抜かすアレンジなんですよ。 Rain っぽくアレンジしてるんですよ。 っていうか Rain なんですよ。 椅子からずり落ちるでほんまの話が。

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