はっぴいえんど界隈で必ず名が挙がる Little Feat を長いことわからないでいました。 おすすめとされるレコードをレンタルして聴いてみて、これはわからん!まったくわからん!って投げ出してしまった若い頃が懐かしくもあります。 っていうか当時の若者、ロックを聴くような不良少年少女はどう思っていたのだろうか。 あぁこれはアメリカンだとか、カントリーだとか(良いふうに)評価していたのだろうか。
ちょっとそういうのはわかんないなってしたまま何十年も経って、最近になってまた聴きなおしてみて、冗談のような話ですけどやっぱりわかんなかった。 この 1973 年にリリースされた3枚めのアルバムを除けば。
なんというのかサザンロックと言ってしまっていいのか、ブルースロックともちょっと違くて、要するに地味でもなんでもいいがどっちつかずの印象なのがわかんねーんです!っていう話だったみたい。 Dixie Chicken はタイトルのように南部系に振り切ったアルバムで、これだったら、いやこれしかわからない。 でもこれは大好きだ、っていう少々極端な好みになってしまったところでありますが、セカンドラインとかね、あぁこういうので先鞭をつけていたのかぁって、今更ながらに考え込んでみたり。
全部のアルバムを聴いたわけではないですし、きっとこれからもそうでしょうけれども、Lowell George 在籍時の中ではまずこれをおすすめしたい。 でも誰におすすめすればいいのだろう。 きっと私の世代だったらみんな聴いていようものだろうし。