Tomorrow の唯一作(1968 年)はサイケ、ことイギリスのサイケの最高峰だと信じている私でありますが、CD 再発されて盛り上がってブログに書いたのはもう随分と昔であり、ここにアーカイブが残っていない(MT 期だったから)始末。 Twink でひとしきり盛り上がったのはもう去年のことか、ことあるごとに Tomorrow を聴き直す私ではありまして、なんか未発表曲とかコンパイルされた CD 出ていないかなーって・・・探してもいなかったんですけれど。
2000 年にライブアルバムが出ており、2017 年には Twink のソロ 50 周年だかでライブ集が出ていたのだそう。 チェックすらしていなかったのか、全然知りませんでした。 が、既に前者と、アルバム用の未発表テイクを合わせた本作が、なんと 1998 年にはリリースされていたんだと! ことごとく知らなかった。
しかも本作には Tomorrow 以前の The In Crowd 名義のシングルが両面ともに収録されており、既に B 面で Tomorrow になっているのを知って浮かれ気分になったり忙しい私ですが、アウトテイクありラジオ放送の録音あり、そして Christmas On Earth Continued – Live December 1967 がまるまると、その音質の悪さが昔で言えば「ブート音質」で片付けられそうな悪さで、そりゃ 1967 年だ 1968 年だっていう話ですよしょうがないですよっていうことで簡単に済ませてしまうくらいに内容がいい。 とくにライブテイクは演奏が荒くノリノリで、もはやガレージパンクの世界。 イメージを覆してしまうくらいなんですが、既に公式で一回覆っているので、結局元に戻っているという奇天烈さ。
なにしろ Tomorrow は奥が深い・・・と更に調べてましたら、今年の 4 月だかに Steve Howe がモノラルのマスター(これがそもそも最強)からリマスターして、曲順等も変更した決定版(盤)をリリースしたんだと。 はい注文。 はーい注文です。