後に XIT というバンド名になってモータウンレコードのサブレーベルからアルバムを出す Lincoln St Exit の唯一作(1970 年)。 ニューメキシコ州産とのことなんですが、XIT (Crossing of Indian Tribes) は見聴ですしネイティブアメリカンとのどうこうっていうのを全然知らないでいる(し今後も突き詰めないであろう)ところで何を語れっていう話ではあるにはある。
一応はサイケデリックバンドとして認識されているこのバンドの音楽は、サイケではあるものの大変に黒い。 後に Rare Earth と契約するのもむべなるかな、で、例えばブルース(ロック)をやらせれば本場物のそれになっちゃう次第で、軽々しくサイケっていわないほうがいいかなーって思ってみたりもし。
しかしながら残念ながら CD 化された際に収録されたりされなかったりという不運な扱いのシングル収録曲がこれがまたいい。 かなりサイケ/ガレージ度が高く、たしかにこんなんボーナストラックにじゃんじゃか突っ込んだら総体的に収拾がつかなくなること請け合いであります。 にしても、Sunny Sunday Dream という曲はなにしろオススメ。