米TV番組『キング・ファミリー・ショー』で人気を得た従姉妹4人組、フォー・キング・カズンズによるガールズ・ソフト・ロックの名作。
ロジャー・ニコルズの書き下ろしナンバー「アイ・フェル」や、バート・バカラック、ザ・ビートルズ、ビーチ・ボーイズによる名曲の数々をカヴァーし、珠玉のメロディと美しきハーモニーが全篇に詰まった一枚。
不思議なものでこういうジャケ買いしたくなるようなアルバムに Capitol のロゴがよく似合う。 いかにもオールディーズな雰囲気に満ち溢れている。 しかもこれで内容がソフトロックなんだからたまらないのではありますが、めちゃめちゃ上手いコーラスなのではないので過度な期待はかえっていけないかもしれません。
ながらくは唯一作だとされておりましたけど、なんと 1977 年に日本だけで別のアルバム(しかも新人扱い)がリリースされており、オリジナルアルバムかどうかはさておき 2013 年にテレビ出演時の収録などなどを集めた編集盤がでているそうで、ディスコグラフィが異様に揃っているのではありました(失礼な言い方か?)
アメリカのテレビ番組から「飛び出し」たというこのグループ、基本的にはこれまたカバーが主で、選曲の妙もあってソフトロックというか普通にイージーリスニングになっちゃってるのが興味深いしこのジャンルの落とし穴かもしれないんですけど、作業 BGM にもってこいなんですよね。