For The Love Of You (V.A.)

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どういう経過だったのか今となってはわからないのが、2020 年にリリースされ大好評だったこのラヴァーズ・ロックのコンピレーションの第 2 弾がまさかの楽曲差し替えと相成ったこと。 2021 年にリリースされ、1 年経って Vol. 2.1 がリリースされるという、CD リリースとしてはたいへんなレア度のできごとだったのですが、もしかしてその 1 年の間に回収したのかしらん。 ストリーミングですとその Sonia の Easier To Love が抜けた状態でラインナップされているので・・・まぁよくわからん。

ちなみに私はオリジナルというか最初の方のリリース(赤ジャケ・・・といっても収録曲でもある Chiristine Lewin の Juicy Fruit のジャケット)のほうが好み。 Vol.2 のほうはずいぶんと 80 年代っぽい音になっていて、個人的にレゲエで 80 年代っぽいサウンドは日和見主義だと思っているので、決して悪い内容ではないんだけど比較してみれば最初のほうがいいねっていう。 Vol.2 のことを先に書きますと、シングルのみのリリースで、後に CD のボーナストラックに収録された Sylvia Tella の You Might Need Somebody に「あっ!」と声を上げてしまった次第。

ともあれ最初のリリースが、熱量も併せて高かったことは言うまでもなくて、コンピ作るのに 2 年もかかるっていうから驚くばかりで、それ相応の内容になっています。 正直前述の Christine Lewin を知りませんでしたし、っていうか殆どがシングルのみの皆さんで、知るわけねーじゃんかっていう話なんですよ奥さん。 知った名前で Misses Misty なんてのがありますけど、アルバムリリース前の「レゲエ期」だったころのシングルからの収録で、アルバム聴いてもレゲエ色がない(あるいは極めて薄い)のに、なんでレゲエシンガーって言われているんだろうなぁっていう私の疑問はやっとこさに氷解したのでありました。 っていうかそのままレゲエ路線で行けばよかったのになぁ Miss Misty(またの名をっていうか本名 Diana Heron)さん。

Vol.2 をして 80 年代っぽいと書いた私はそれをサウンドの話としてしたんでありますが、最初の方も 80 年代な香りが強いのでありまして、Do Me Baby のカバーがあるんですよね。 巧妙にレゲエ化させてますけど、隠せない殿下臭・・・すばらしいぞ。

For the Love Of You:
After the sell out success of 3 12 inches released at the tail end of 2019, For the Love of You is a 12 track compilation of lovers rock covers curated by Sam Don and overseen by Euan Fryer of AOTN. 
Featuring amazing covers of tracks by artists such as Leon Ware, Mtume, Archie Bell, The Gap Band, Lowrell, Prince, Starvue, Bobby Caldwell & The Isley Brothers, there is not a filler in site, essentials all the way.
The project has taken almost 2 years with the help of many musicians, singers and producers from the scene. A special shout out goes to Peter ‘Honeyvoice’ Hunnigale for going the extra mile and doing many introductions.

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