Laura Allan といえば「Reflections」。 1980 年にリリースされたというからニューエイジとして泣く子も黙る、ワリにジャケットでヒーリング、っていうかえってとらえどころのない作品でして、たしかに卓越した内容ではあるとは思いますが、共作の片割れと申しますかの Paul Horn よりもやっぱり Laura Allan がすごいんだと、何度聴き返しても思うところ。
だがしかし、あの Elektra から 2 年前の 1978 年にアルバムをリリースしていたんでした。 しかもゴリゴリのウェストコースト・サウンドで、一流のミュージシャンを従えて 70 年代末の「ギリギリ間に合った感」たっぷりなキュートでソウルな AOR ボーカルがすごい。 「裏 Valerie」っていわれるのもわかりますが、民族楽器奏者というバックボーンからして立ち位置が違うっていうか、AOR に振り切れば振り切れるし、ニューエイジだと言われればお茶の子さいさいで「Reflections」が出てくるんだから、こういう方をして才女というんでしょうなぁ。
ただ、ジャケットがなぁ。