Harmony Grass といえば Tony Rivers であり、コンピでおなじみの The Castaways なんでありますが、UK ソウルというかビートポップというか、Mod というか、器用貧乏の度合いが強くていまいちパッとしない哀しさがあったりなかったりで、その点で開花したといいたくなるような Harmony Grass は一気にサンシャインポップ(日本で言うところのソフトロック)に傾いて、Tony 頑張った!
ただ、これが唯一作(1970 年リリース)であり、激しくお見舞してくるその Beach Boys 愛が途絶えてしまう絶望があるものの、2023 年に Castaways ~ Harmony Grass を 3CD でまとめたものがリリースされたらしく、リンクなんかしちゃいますけどあたし持っていませんので悔しくてハンケチを噛み噛みしながら拝聴する次第です。
でも、こうやって聴いてみるとサンシャインポップ系コンピには必ずっていっていいくらい Harmony Grass の楽曲が収録されていますし、なんなら曲タイトルをコンピのタイトルにしちゃった代物があったりで、評価されているんだなぁっておじさんもニッコリなのではありました。