Spiral Starecase ってこのブログでは一昔前にエントリーしたことがあるんですが、どういうわけかやる気のない、まったくもってない文章で、読み返しながら冷や汗がでたもんなんですけれども、きっと鬱期だったんでしょうねぇ・・・だったら書かなきゃいいのに迷惑な話ですよ、もう。
でも、もしかしたらそのときは不本意ながら編集盤しか手に入らず(割りことしないながらも)に国内から出たオリジナル装丁の初の CD 化がなんであんなにプレミアついちゃってんだよー!っていう憤りが度を越えて不安定になったのかもしれないんですが、その後、っていうかエントリーのちょっとあとに Carousel から 25 曲入りの掟破りな廉価編集盤が出て、それを買ってもいいのかなって思いもしたも、前述の 2006 年盤が現在のストリーミング配信のベースになっていることもあって溜飲を下げたが上げたかしりませんが、俺のあのエントリーは気の抜けたもんでしたよっていう後悔の念です。
1969 年リリースの、アルバムとしては唯一盤としての本作は、なによりジャケットがいい。 これぞ 1969 年のポップスバンド!っていうね、もうそれ以外のなにものでもないんですよね。 Patrick Upton の手によるオリジナル曲も、ヒットしただけあってツボをおさえた佳曲ですし、なにしろカバーが良くて、選曲ももちろんのこと選曲だけに甘んじていないのがすごい。 おそらくはソフトロック経由で知ったとは思うんですが、ソフトロックとかサンシャインポップとかいう前に、「アメリカのゴキゲンなポップバンド」然としていて、佇まいが・・・アルバムジャケットに立ち返って・・・いいんだよなぁ。