Genobia Jeter といえば、ぐっとファンク/ソウルに、しかもエレクトリックに振り切った 3 枚目のアルバム「Genobia」(1986年リリース)が有名らしい。 というのも RCA からのリリースであり、前なのか後なのか知りませんけれども後に夫となる Glenn Jones とのデュエットのシングルも売れたとか。
でも元々はゴスペル歌手とのことで、それ前のアルバムの方が私は好きだったり。 特にこの 2nd (1981) をよく聴きます。 話によると CD 化にあたってはマスターテープの状態が劣悪なので盤起こしにしたというすごい話もありますが、ゴスペルを全面に打ち出したのは 1st (1979) だけで、この 2nd は洗練されたファンク/ソウル(エレ度超低め)に落ち着いていて、その点で言えば音楽的にも 1st と 3rd の間ということになります。 なにしろ実力があるのでこの路線を保ってほしいのですけれども、メジャーレーベルから 1986 年にリリースするべきアルバムとしては 3rd の方向性に甘んじなければならなかったのかもしれません。 でも売れたんだからいっか!的なー。