Exile African (Zoe Mazah)

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リベリア生まれミュンヘン育ちの Zoe Mazah は、2000 年にデビュー EP を出し、2003 年にアルバムを出し・・・たらしい。 Chet というミュンヘンのレーベルから音源を出しているらしい・・・という感じで、いかにも最近の音作りのわりには情報が少ない。

簡単にまとめると、レゲエを底辺に、ソウルやファンクがまとわりついている今風のジャンルなんではありますが、当時こういうのが大嫌いだった私は「なによこの軽薄なのは!」とかぷんすか怒っていたような気がします。 というのも、一定のお約束があって、それは「イントロでおっさんがなんか言ってる(歌ってる?)」スタイルが基本なんですよね。 レゲエって最近のは・・・最近って言っても結構前からだけど・・・やたら入り込んでくるのがあって、本来であれば楽器隊のソロに当たる部分でおっさんがなんちゃらかんちゃら歌ってるのを耳にしてしまうと、その瞬間にポーズボタンはおろかアプリだったら終了したくなっちゃうんですよね。

でも、曲中に割り込んでくる、そういう曲はさておいて、イントロ部分だけ我慢するっていうか「なかった」ことにとりあえずしといて、それ以外の部分を冷静に聴いてみるとこれがすごくよかったりするんですよ。 それは度量の狭すぎた私の成長なのかなんなのかわかりませんし、ずっと延々聴いていることは難しいのですけれども、この「なかったことにする」手法、いろんなジャンルでも通用するんじゃないかって、そういう発見を Zoe はさせてくれたのでありました。

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