LAST STAGE(ジャックス)

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CD1は、それを収めた音源は存在しないと言われてきた1969年8月10日の第1回全日本フォークジャンボリー
(中津川)でのステージをほぼ全曲収めたもの(「薔薇卍」のみ未収録)。
オープニングは何と!『定本ジャックス』に一度もライブ演奏されたことはないと記されていた「TO LOVE YOU」(つのだひろ作)で始まり、休みの国の「追放の歌」で終わる全12曲。
これが正真正銘、ジャックスのラスト・ステージとなる。

CD2は、中津川の約2週間前7月25日に行われ、早川義夫がステージで解散を発表した第5回ジャックス・ショウ(護国寺天風会館)の全てを編集。
この日「堕天使ロック」を2回披露、うち1つがジャックス・ファンの間では〈幻の兄弟ヴァージョン〉と語り継がれた歌詞の異なるもの、大変に貴重な録音である。

定本ジャックスを持っているくらいのファンではあるんですけど、TO LOVE YOU という曲があることすら知らなかった程度なので何をか言わんや(号泣)。 つったって数十秒の曲なんで言わずもがな。

ファンにとっては涙なくしては聴けない発掘物ではあるんですけど、一般の人にはまったくおすすめしません。 前に出たライブ盤でも書きましたが、これらを聴くんだったらスタジオ録音盤を聴いたほうが絶対にいいです。 先にスタジオ録音盤を聴くべきです。 ジャックスがどれだけすごいバンドかは、聴いてみなくちゃわかりません。

ということなんですが、活動の末期のライブっていうことでMC のトーンが低いのがやたらと気になりました。 もうそういうテンションなんだなぁって。 その後に情念たっぷりの歌を聴いちゃうとお客さん、涙なしでは聴けませんよ(泣いておりませんが)。

なお、演奏はちゃんとしています。 そこに不安はありませんでした。 ちなみにこれは 10/25(リリース日)に書きました。

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