One of the most important background figures of Brazilian pop in the 80’s, arranger/producer/composer/instrumentalist Robson Jorge, together with his partner Lincoln Olivetti (with whom he became acquainted in the mid-70’s), defined the sound of the genre with, on the positive side, his appreciation for soul music, and, on the negative one, with his tendency for making artists as diverse as Tim Maia, Caetano Veloso, Guilherme Arantes, Jorge Ben, Gilberto Gil, Gal Costa, Rita Lee, Luís Melodia, Maria Bethânia, Adriana, Fagner, Hyldon, Zizi Possi and Marina Lima to sound very much like the same. While Olivetti took most of the fame, Jorge was perhaps the mastermind of the duo, having doubtlessly influenced Tim Maia, but being obscured by his own problems with booze (which would finally conduce to his precocious demise). The rare Robson Jorge (1977) is a testimony of his good intentions. As a composer he had success with “Eu e Ela” (with Mauro Motta/Lincoln Olivetti, recorded by Roberto Carlos), “Eu Preciso Te Esquecer” (with Mauro Motta, a bug hit of the 70’s in Cláudia Telles’ interpretation, also recorded by Bukassa), “Tudo Bem”, “Fim de Tarde” (with Mauro Motta), “Eva”, “Rio Babilônia” (the theme of the homonymous film, re-recorded recently by J. Quest), and “Aleluia” (all with Olivetti). Some of his compositions in partnership with the latter were released in Robson Jorge e Lincoln Olivetti (1982).
2023 年、つまり去年の秋には(これを書いているのは 12/4)この作品のリリース後に録音された未発表音源がリリースされており(今聴いています)、1982〜86 年の 4 ヶ月でマジックがさらに進んだことを確認して驚くばかりなのですけれども、その根っこになった 1982 年リリースの本作は、やれブラジリアン・ブギーの傑作だとかアーバンメロウな AOR の傑作だとか言われており、全くもって同意します。
Robson Jorge が早逝されていたことを今回初めて知ったことはさておいて、ちょっとこのアルバムについては言いたいことがあるんです。 それはジャケット。 Som Livre からの CD 化に際してはオリジナルとアルバムジャケットが異なるんです。 こう・・・CD 化された当時(2006)っぽく、ご両人のご尊顔は拝することができるんですけど妙にパソコンで作りました感が強い、デザイナー頑張りました的な・・・悪くは言いたかないですけどなんでオリジナルのジャケットにしないの?っていう素朴な疑問があるんです。 この投稿でリンクしているすべてのジャケットがオリジナルだもんで違和感はないですし、いかにもブラジルっ!!! っていう、また、ジャケットからサウンドが予想できない罪づくりなオリジナルのアルバムジャケットではありますが、これがいいんですよ。 なんでこれで CD 化させないの?っていうさー。
ちなみに内容、っていう体たらくでごめんなさい。 ブラジル物って、たとえばブギーだったらメロウとかなんとか、その内容の雰囲気的なものに則して形容するところを、いきなり「ブラジルの」とか「ブラジリアン」とかって表記しないとならない(そうせざるを得ない)アクの強さがありますよね。 ブラジル物で「ブラジリアン何々」って呼ばれないものって少ないと私は思うんですよね。 よくいえば Silvetti くらいなものか。