ロサンゼルスのシンガー・ソングライター、スティーヴン・ビショップが1976年に発表したデビュー・アルバム。都会派の洒落た短編小説でも読んでいるような気分にさせてくれる作品。アート・ガーファンクル、チャカ・カーン、エリック・クラプトン等の豪華ミュージシャンが参加。「雨の日の恋(セイヴ・イット・フォー・ア・レイニー・デイ)」「オン・アンド・オン」のヒット曲が生まれ、AORブームの一角を担うことになった一枚。
「都会派の洒落た短編小説でも読んでいるような気分にさせてくれる作品」なんだって…。 どうりでながいこと忌み嫌ってたわけだ。
っていうのは冗談ではありますが、Stephen Bishop も金太郎飴よろしくどのアルバム聴いても AOR っぷりが強くて好き。 1st はアコースティック色が強くて作業中の BGM に適しています。 ただ、惜しむらくはというのでしょうか、あまりに角の取れた音楽なので、これという印象も残らないっていう。 あぁ優しくてロマンティックだよねーっていう。 昔、こういう印象に残りづらい音楽をそのアイデンティティの欠如だとか難癖つけて避けていたのは本当。 でもいい大人になってこういう音楽も大好きになりました。 ときは人を変えるねぇ。