久しぶりに映画を観ました。 投稿の公開が相当先になってしまうのですけれど前に見た映画が Thanks God, It’s Friday なので、その落差が自分でも痛々しい思いではあります。
同名の人気恋愛小説を基にした本作は、40歳のシングルマザー、ソレーヌ(アン・ハサウェイ)と、地球上で最もホットなボーイズグループ、オーガスト・ムーンのリードボーカルで24歳のヘイズ・キャンベル(ニコラス・ガリツィン)の思いがけないロマンスを描く。
marie claire に記事があって、すいませんちょっと引用しますが
彼女(註:Anne Hathaway)は、ハリウッドの女性俳優たちが経験する、業界にはびこる性差別について度々言及している。年齢を重ねると母親役しか来ない、演じたい役が来ることがほとんどないそうだ。そんなハリウッドでアンが意欲的に自分が演じたいと思う作品づくりを行ったという本作は、彼女の魅力が最大限に輝く作品になっている。本作をきっかけに、もっと女性俳優たちが演じたい役や作品づくりができる業界になってほしいと願わずにはいられない。
https://marieclairejapon.com/culture/184089/
提供されたり押し付けられたりするだけではなく、昨今はこういう流れになっているのが男女差がどうこうというのと関係しているのかもしれないけれど、演じたいという役柄であったり作品をつくりあげていくというのが果たして良い結果を生むのかどうかに関して、自分で原作こさえて自分で資金を捻出しておこなうのでないかぎりは私は懐疑的ではあります。 でも、結果どうこうは評価もそうですし、興行売上的なのでもわかるからいっか、そんな小難しいことはいっか!っていう話です。
四十路女とヴァンサンカン男が無駄に激しくラブストーリーを展開する、というのは結果から言えば五十路のおっさんには鼻白むところであり、なになに Anne Hathaway こういうのやりたかったの?っていうところではありました。 が、それは五十路男の素朴な感想なだけで、彼女と同じくらいの年齢の人が観たら絶対に感想は違うものになると思います。 そうじゃなきゃいくら Amazon Original だからって映画化されませんものね。
なにしろおっさん鼻白んじゃったんで坊主憎けりゃ袈裟まで憎いじゃありませんがラストの展開の「少女漫画か!」っていう流れに苦笑してしまったんですけど、あのね、考えてみれば私が悪いんだよ。 私の老いが悪いんだよこれ。
まぁそれでも、五十路の恋なんかだったらはっきりと拒絶反応がでるだろうし、四十路っていうのと Anne Hathaway っていうのが私にはギリギリ許容できるところだったんですよね。 いろいろわかったから「時間の無駄だった」とは思いません。 興味深い作品でした。