1976 年リリースの 3rd でブギー路線に振り切った Asha Puthli はインドの女性歌手・・・どころか作詞作曲もするしプロデュースもするしダンサーでも女優でもある多彩な人。 これと去年（2023 年）リリースされたリミックス集 Disco Mystic (Select Remixes Volume 1) をまずは押さえたいところなんですが、なにしろ 70 年代のこの人はちょっとすごいらしく（全ては未聴ですごめんなさい）、まぁそのへんのところを先のリミックス集で堪能していただきたいのでありますが（しどろもどろ）。
彼女自身がインド人だということもあるのだろうか、はたまたアメリカではなくヨーロッパの CBS と契約したという特異な状況も手伝ったのか、通り一遍のディスコになっていないのがすごい。 これで踊るのはちょっと・・・っていうくらいにヘビーなファンクで始まるこの奇跡的なアルバムは一言で言えば非ヨーロッパな、しかしオリエントだというので片付けられないミクスチャーな雰囲気に満ち満ちています（だから受け入れられない人には絶対に無理だと思います）。 あ、あと、シンセがすごく教科書的使い方でほっこりしちゃうし、バックのコーラスが（私から見れば）やたらに豪華。
全体的にファンキーでディスコな 1 枚だとはいえるのですが、それに反して私が一番好きなのは M6 の Say Yes だったりするからすみません。