Blue Magic (Blue Magic)

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全米R&Bチャート1位を記録した、とろけるバラード〈サイドショウ〉を収録したデビュー・アルバム。
ファルセットが効果的に響くドリーミーなバラードや、心地よいミディアム・テンポ曲でヒットを飛ばした、フィラデルフィア出身の5人組、ブルー・マジックのデビュー作。名門シグマ・スタジオの職人ミュージシャンたちが全面バックアップし、当時大躍進中のフィラデルフィア・サウンドを象徴する作品に仕上がった。〈サイドショウ〉の他、〈スペル〉〈ルック・ミー・アップ〉〈ストップ・トゥ・スタート〉もスマッシュ・ヒット。

フィリーであり、スィートソウル。 甘茶ソウル。 ブギーから甘茶ソウルにスライドしていくのは、その過程において障害はなにもなくて、なのに甘茶ソウルだっていうんで聴いていて突如ガシャガシャなソウルにぶち当たるとげんなりしてしまう。 ほかはいい曲ばかりなのに・・・。 というのを Blue Magic で毎回感じます。

とはいえ私は ATCO 期の Blue Magic しか持っていないんですけれども、上記でいえば 2nd と 4th がなんともはや、厳しい。 っていうか Blue Magic だったらさんざベストやコンプリートが廉価で出ていますのでアルバムでどうこうと今、2024 年の今に言うことでもなかろうよっていう話なんですが、それを言っちゃぁ(書いちゃぁ)続かない。

グループ名を冠した 1974 年リリースのデビューアルバムは、内容もそうなのですが同じくらいにアルバムジャケットがいい。 こういうがちゃがちゃしていないシンプルなアルバムはたいへんに訴求力があります。 これは買わなくてはならないんじゃないか的な使命感をも持っちゃったりさせます。

内容も極上のフィリー・ソウル。 これを聴いて 3rd を聴いて、あとはベスト的な感じでつまみ食いすればいいかと思います。 いまやストリーミング時代だものね。

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