1973 年リリースの 1st はあの Stax から。 この後 1977 年に 2nd であるところの Knight Kap を出して以降は Juana からとなっていて、3rd の Let The Sunshine In を 1978 年のリリースした翌年、Juana 繋がりっていうことで Anita Ward の Ring My Bell をプロデュースすることになるのですが、これまでの間にその片鱗が見えないというのもすごい話であります。 ちなみに Ring My Bell は T.K. から出てた Riche Rivera による Midnight Mix がオススメです。
それはさておき Juana はディスコのレーベルなので、そこからリリースされた Frederick Knight のアルバムはディスコ寄りにならざるを得ないのですが、何故かなんとなく弾けていない。 ベテラン歌手のプロデュースをしているみたいな内容でありまして、Juana 期は今ひとつというありがちな評価に頷けないこともないながらも決して悪い内容ではなく、聴く人の度量を試す内容なんじゃないかって思わないでもないです。 3rd なんてかなりいいと思うんだけどなぁ。
ところで Stax からの 1st は前述のとおり 1973 年なので、まだディスコじゃない。 なにせ Stax ですからサザン・ソウル・・・でもないのが不思議でもあります。 なぜだか Stax の Curtis と呼ばれていたとかなんとかで、そういう些か的外れな評価をされるのも不幸なもんで、せっかくソウルでポップな雰囲気を持ち合わせたアルバムをば持ち下げているような気がしてなりません。 ディスコ期・・・というか Juana 期はそれでいいんですけど、こっちのかっちりしたソウルっていうのも聴き逃してはなりませんです。