70 年代に 4 枚の素晴らしいアルバムをリリースした Maxine Weldon は 80 年代にはまったくアルバムを出さなかったらしく、その次は The Singer という 1990 年のアルバムとなり（未聴）、それからぽつぽつとリリースを重ね、それらはいまやストリーミングでも聴けるところです。
なので Maxine Weldon というと CD 化もされた最初の 2 枚、つまり Chilly Wind と Right On （ともに 1971）がとかくに引き合いに出されるのですけれどもそりゃそうだ。 でもその後の 2 枚、1974 年（Some Singin’）と 1975 年（Alone On My Own）に Monument からリリースされ、未だに CD 化されておらず、しかもストリーミングでも聴けないっていうアルバムもなかなか侮れません。 ぶっちぎりに突き抜けたダイナマイトな歌唱はやや抑えられ気味になっていて、実は私ぁこっちのほうが好み。 抑えた分、歌唱のお上手さが際立つというものです。 なんで CD 化されないかなー。