ミシシッピ出身のファンク・バンド、ナチュラル・ハイがMalaco傘下のChimneyvilleへ、唯一残した1979年のアルバム。スライをベースにした強靭なファンク「Dance To The Funk」を筆頭に、スムーズなファンキー・ダンサー「You Make Me So Very Happy」から、シングルカットされたメロウなバラッド「Trust In Me」や、軽やかなミディアム・ソウル「Don`t Be Lonely」まで、捨て曲なしの熟成されたナンバーが満載のハイ・クオリティ作品。
2 はなかったけど、Discogs では Natural High (2) となっているので本望か。 いやしらん。
Malaco のサブレーベルである Chimneyville Records からのリリースということ、唯一作というのはさておいて内容がぶりっぶりのファンクであることで、以前目にした「Malaco はそもそもブルースのレーベルで」というのに合点がいったような気がします。 1979 年のリリースということでまだ Malaco も健在というかレーベルカラーを押し出していた頃なんだろうなぁっていうことが伺えます。
そもそもこのバンドは Invictus というレーベルから 1974 年のシングルを 1 枚出しており、それから Chimneyville に移籍してシングルを出し、満を持してアルバムをリリースしたっていう経緯があるのですが、Flying Too High (For My Little Sky) / I Don’t Love Nobody But You にしても、The Whole World Is Dancin’ / That’s Why にしても(こちらは Malaco からのリリース)、アルバム未収録なんですよね。 日本で CD 化された際に収録を果たし、この盤をもってストリーミングにも配信しているみたいですんで、これから聴くっていうあなたにはうってつけ。 アルバム収録曲もいいんですけど、これらのシングルもいいんですよ(個人的には That’s Why は一番好き)。