The Singles Plus 1983 – 85 (Skeletal Family)

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これまでの流れをぶったぎるようで申し訳ないんですけど、ここでゴスロック(ゴシック・ロック)です。 そういえば今でならばゴスだなんだと言われえていますけど、当時はゴスというよりもポジティブって言われていましたよね。 ポジパンって。 でも、ポジパンっていうと真っ先に思い出すのは Alien Sex Fiend なんですよね。 んで Bauhaus になるとポジパンとは言わなかったんだけど、その当時にはゴスロックっていう言葉が生まれていたのかもしれない。 なにしろオリジナルのパンクが一段落して、ポストパンクだなんだと言われ始めた際にはもう、ジャンル的な要素が希薄になっていたような気がします。 もう見た目で判断、みたいな。

イギリスのポストパンク・バンド Skeletal Family は、(再結成して)今も活動しているのだとつい最近聞き及んで(以下略)さらには Anne-Marie Hurst が復帰しているとかなんとかで、じゃぁオリジナルのあれはなんなのよって思っちゃったりもするんですがそれはさておき、オリジナルの活動時期は 1982 年から 1986 年とのことで、その中でももっとも重要な時期である 1983 年から 1985 年までの 2 年間のシングルコレクションがこれなのだそう。 っていうことは Chrysalis 期のはないっていうことで、要するに Anne-Marie Hurst だっていう話です。

それであっても不運というかよくわからない活動だったので、解散するころにはあれこれシングルやなんや出されていまして正直どれを買っても中途半端な感じがありました。 けれどもこのシングルコレクション・・・1994 年のリリースだったのかって今更知るところですが・・・を聴いておけばとりあえずいいんじゃないかって、実際私もこればっかり聴いています(オリジナルアルバムはあんまり聴いていないし特に 2nd はなんとなく好きじゃない)。

Siouxsie & The Banshees の影響をたっぷり浴びたと言われる Skeletal Family。 よく Juju (1981) の雰囲気すげー!的なことを言われていますけれども、私からすれば Join Hands (1979) あたりの重々しい、なんでそこまで重々しいのかっていうくらいのほうのが合っているような気がするんですよね。 これがまたすごくいいんだよなぁ。 バンシーズの影響は受けているかもしれないけど、コピーじゃないんだよっていう、なんかこう似ているけど明らかに別物です!っていうのが演奏にも出ているような気がするんだよねぇ。 そこが好きなんだよなぁ。

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