Ecama こと Didier Marouani 率いるフランスのスペースディスコバンド Space は尊い。 そもそもソロ歌手として活躍していた Didier Marouani がまたなんでこっち系に傾いたのか謎すぎるところではありますけれども、ライブをやりたいってんでプロデューサーとすったもんだした挙げ句に脱退した後もオリジナルのベーシストはバンド活動を継続して最終作である 4th の Deeper Zone をリリースしたんですが、そのベーシストがなんと Magma でおなじみの Jannick Top だったというではありませんか! 全然知らなかった! すげーよフランス! じゃぁ残されたビデオで演奏しているメンバーのどれかが Jannick Top だってか!? 卒倒しそうだ・・・。
元祖 Daft Punk と言われるくらいにフランスの出でヘルメットで電子音楽という共通項が痛烈であった Space なんですが、こっちはきっぱりと宇宙飛行士だっていうことなんですね。 どちらにせよ匿名性を保ったそうではあるんですけど、そういう傾向がフランスっていう国は強いのかしら。 それと、ロシアで人気があったっていうのも面白い、たいへんに興味深い話です。
Magic Fly は Space の最初のアルバムで 1977 年のリリース。 おそらくいちばん CD 化されまくってるアルバムだとは思うのですが、他の 3 枚のオリジナルアルバムも、そう Didier Marouani 脱退後の 4th (1980) であっても聴き逃がせない内容です。 まさにフレンチ・エレクトロ・ディスコ。 どれ聴いても同じじゃないんですか?とか言っちゃダメ!