Specialty Of The House (Spanky Wilson)

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フィラデルフィア生まれで67年にLAに移り、3枚のソロ・アルバムをリリースしていた女性ソウル・ジャズ・シンガーによる通算4枚目、デトロイトのウエストバウンド・レーベル移籍第一弾。アレンジャーにマーヴィン・ゲイの『愛のゆくえ』他、多くのモータウン・セッションを手掛けたデヴィッド・ヴァン・デピット。マリーナ・ショウのブルーノート盤にも通じるリラクシン・ソウル・アルバムの傑作。「ラヴ・ソング」(レスリー・ダンカン/エルトン・ジョン)のカヴァーも秀逸。

内容紹介のまんまなんですけど、Specialty Of The House (1975) を買うならば 2007 年にリリースされた The Westbound Years を買ったほうがお得かもしれない。 ちゃんと見ていないけどアルバム収録曲は含まれているようだし、Eastbound からリリースされた楽曲が収録されていたり、なんかお得っぽい。

というのはさておいて、ハイティーンの時点で歌い始めていたというその時代の 3 アルバムが、その歌いっぷりの若々しさに、若さ弾けっぷりに、ちょっと私なんて気後れしちゃったりなんかして。 なので強いて 3 枚から選ぶと 1970 年リリースの Let It Be になるところなんですけど、それから 3 年経って Westbound に移籍して、更に 2 年してリリースされた本作では突如として落ち着きを見せ、オトナでエバーグリーンなスィートめのソウルを聴かせてくれますよっていうところで私の一番のおすすめアルバムであります。

Lesley Duncan の Love Song をカバーしていまして、とりあえずはこれを聴いてほしいところ。 そして次にエバーグリーンな Easy Lover を。 それであたしゃ本望だよ。

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