線の細いレミーこと(私が勝手に決めています)Kurt Hauenstein 率いるディスコ/ロック/ファンクバンドでありますところの Supermax は 1976 年にドイツで結成され、いきなり Lovemachine がヒットしたかにみえますけどディスコグラフィーを紐解けば 2nd のタイトル曲でもある Don’t Stop The Music が結成年にシングルでリリースされている意味不明さがあります。 このへん怒涛のレコーディング地獄だったのか、1st と 2nd は同年(1977)に Atlantic よりリリースされていて、内容的にもかなり近寄っています。 ただし、シングルでリリースされた曲が四つ打ちのディスコ・スタイルなだけで、決してディスコバンドだったわけではないもよう。 恐ろしいことにアルバムに少なくとも 1 曲はレゲエがあり、様々な楽器をこなす(もともとはベーシストなんだけど、バンド初期のベースが脱退するまではキーボードを担当していた)様々な音楽が好きな人がやりたいことをやりました、というのが結論なのかも。
よってこのあとは Elektra に移籍して、ファンクともなんともいえない、でもボーカルはロックしている不思議なスタイルのアルバムを量産していきます。 1981 年の Meets The Almighty はかろうじて好き。 いや、他のも悪くない。 ディスコっていう先入観さえ払拭しとればなんということもないのであります。
とはいえ基本的には 1st と 2nd を好んで聴きます。 このころの Atlantic もえらいもんですなぁ。