Syreeta (Syreeta, 1972)

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独自のスタンスでワン&オンリーな女性ソウル・シンガーとしての立ち位置を築いたシリータの、記念すべきファースト・アルバム。全曲が夫である(当時)スティーヴィー・ワンダーのプロデュース。

ざっと Discog で調べただけなのですけれども、CD 化されたのが 1995 年だったという。 それまで CD 化されていなかったとは驚きでもあります Syreeta の Syreeta 名義でのデビューアルバムは 1972 年のリリース。 上記のとおり Stevie Wonder のプロデュースで、もしかしたら本人のアルバムよりも力(リキ)入ってんじゃないかっていうくらいの、渾身のというか愛情たっぷりの名盤であります。 っていうかこのアルバムを初めて聴いたときには Syreeta さんは亡くなられており、そう考えると早逝だったよなぁって。

この後も相変わらずのキュートで可憐な歌声で名作をびしびしリリースするんですけれども、総じて感じるのは一貫したモータウンサウンドなんですよね。 ソウルはソウル。 それに間違いはありません。 でもどうしてもほかとは違う空気感というのか・・・サウンドなんだからサウンド感か・・・っていうかアレンジか・・・がモータウンで、とりもなおさずプロデュースもアレンジメントも旦那なんで「旦那=モータウン」でもういいよそれでいいよっていう話になっちゃう。

どの曲も、っていうかどのアルバムもいいのは前述のとおりですが、このアルバムで是非聴いてほしいのは M2 の Black Maybe です。 この曲を歌えちゃうんだもん、この人すげーです。

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