Tymes にしたって活動歴の非常に長いボーカルグループではありますし、その活動初期であったり代表曲をことさら否定するものではありませんけれども、個人的には RCA に移籍してからの「あれ?ちょっと前まで黒人男性五人組でしたよね?」的な意外すぎる展開をみせた頃が好き。 移籍 1 作目はちょっとアレではありますが(慣らし運転みたいなものだったのだろうか)、Tymes Up (1976) 、Turning Point (1976) そして最終作となる Diggin’ Their Roots (1977) はもう本当に好き。
というのも女性ボーカルをゲストに迎えてずいぶんに洗練されスタイリッシュになったから。 その中でも今回 Turning Point を選んだのは、そのゲストの一人が Terri Gonzales だったからで、それ以外の理由はありません。 そもそもこのブログで Tymes なんていうメジャーすぎる人たちを紹介してどうするっていう話ではあるんですが、前述のようにたいへん優れた内容のアルバムになってきているのに一般的な評価が So Much In Love ばっかりっていうのは捻くれ者の私としてはどうしても許せないところがあったりなかったりです。