Danger High Voltage (Betty Wright)

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マイアミ・サウンドの名門T.K.RECORDSのダンス・ミュージック・リイシュー第1期。T.K.RECORDSの代名詞的女帝にしてマイアミを代表するレディ・ソウラー、ベティ・ライトがTK傘下のAlstonレーベルに残した1975年作。「ウェア・イズ・ザ・ラヴ」や「シューラー!シューラー!」、2パック等のネタとしても知られる「トゥナイト・イズ・ザ・ナイト」といった3曲のシングル・ヒットをはじめ、絶品のメロウ・ミディアム「ザッツ・ホエン・アイル・ストップ・ラヴィング・ユー」など、ウィリー・クラークのプロデュースが光る逸品。

女帝といわれているそうだけど、私の印象としては極めてオーソドックスなソウル歌手。 1953 年生で(ということは Milton Wright は弟になるの?)デビューアルバムが 1968 年リリースというから早熟にも程があるくらいですし、実際それを聴いてみると既にここで大物の風格があったりで、つまりはオーソドックスだけど女帝と言われて然りって感じで、どうしてもあたしゃオーソドックスさを捨てないんだなこの頑固爺。

Betty Wright でどれか一枚となると、普通だったら 2nd の I love The Way You Love (1972) か Betty Wright Live (1978) あたりになるのでしょうか。 私であったら 1974 年リリースの Danger High Voltage とな・・・なにしろアルバムタイトルがいいですよね、イカしますよね。 次点で This Time For Real (1977) のモダンさも捨てがたいですし、未聴ですが Epic 移籍後の 1 作目であるセルフタイトル (1981) なんかに至ってはブギーまで手を染めているらしいですので興味津々なのではありますけれども、やはり Danger High Voltage がいいんですよね。 なにしろ Tonight Is The Night がエバーグリーンで素晴らしい。 巷では前述のライブ版がいいとのことですけど、あっちは前半が苦手なんですよね私は。

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