Lee Andrews と Jacqui Andrews の夫婦、そして Jacqui Andrews の妹の Karen Briscoe で構成された・・・ってアー写見てもアルバムジャケット見てももう一人おるじゃん!っていう話で、その名も Richard Booker さん、この 4 人で短期間に活動していたという Congress Alley。 その唯一作が 1973 年にリリースされたセルフタイトルであります。
っていうかみんな、どういう経路を辿ってこのアルバムを見つけたのであろう。 この未だ CD 化されないままストリーミングには上がってしまっている今どきなアルバムをば。 リリース元の Avco は Stylistics の超名盤 Thank You Baby のリリース元でもありまして、レーベルから辿ったのであろうか。 いやそれはいいとして前述の Thank You Baby はアルバムジャケットがいいのでアナログ盤でほしいんですけど、いやそれこそどうでもいい話で・・・なにしろクレジットに乏しい本作は、当時を知っている人ならばいざ知らず「Lee Andrews と Jacqui Andrews の夫婦が」とか言われたって「は?」って話でしょうよ。 ちなみに私は Jacqui Andrews 経由でありました。 この人、Tymes のアルバムにコーラスで参加しているんですよね。 っていうか他は知らないっていう・・・。
基本的にはカバー中心らしく、おそろしいことにビートルズからは Golden Slumbers をカバーしているという強者っぷりを見せている Congress Alley は、ソウルというよりもゴスペルのボーカルグループと申し上げたほうがしっくりきそう。 ゴスペルのアルバムなんだよって言われれば納得してしまうのは、情熱的なんだけどこう・・・湿っぽいというか、しっとり感があるんですよね。 かなりアダルトな雰囲気がござります。