Tell Me This Is A Dream (Delfonics, The)

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ヒット曲が入っているから何枚目を選ぶ、ということをしない私のアルバムの選び方は、特にはない。 特にはないけどヒット曲が入っているから選ぶ、という選び方をするならベスト盤を聴けばいい。 また、ベスト盤を悪く言うつもりは毛頭ないけれども、どうせだったらコンプリート・コレクションを選ぶという感じかな。

Delfonics でいえば、っていうか Delfonics こそ「どれか選ぶ」というのが難しいボーカルグループではありますが、プレイ数で見てみると如実に顕れるのが 4th の今作であります(1972 年リリース)。 Stan & Bell のプロデュースはここまでで(の割には次作も案外にいいから困る)、なにやら穏やかならぬ空気を感じ取ってしまいそうではありまして、派手か地味かで言ってしまうと今作は極めて地味かと思われます。 もっと言えば蔭のあるアルバムで、フィリー・ソウルには違いないんでしょうけど、甘茶じゃなくなってます。 その点から申し上げますと私のアルバムの選び方の要素に「暗い」とか「蔭がある」っていうのが重要な位置を占めているのに気づく次第です。

4th が一番で、次が 5th、あとは 3rd から 1st にかけて直線上にある、というのが私の好みです。 どれもいいんですけどね。

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