カナダはケベック州モントリオール市で生まれたフランス系カナディアンの France Joli がニューヨークの Pye 系レーベル Prelude から本作をリリースしたのは 1979 年。 1963 年生まれの France Joli が 16 歳の時であった(レコーディングは 15 歳の時であった)・・・というのを知って心底驚いた。 同年にテレビに出演したと思しき動画が YouTube に上がっていて、それを見て「あーまだ若いー」って納得したところです。
本作はもともと彼女の名を冠したものであり、どうもタイミング的には CD 化の際に Come To Me に改名されたもよう。 オリジナルは 4 曲入りで、7 分だ 8 分だ 9 分だの収録サイズなので明らかにディスコ向けのそれであることは明白で、しかもすごいのが最大のヒットになった Come To Me はバラードから始まって一気にディスコに燃え上がる、いわゆる「Last Dance」スタイルであり、本家には流石に及ばないものの、15 だ 16 だでこれならばすごいし、オーソドックスなスタイルの他の曲もなかなかグレイト。
このあと Prelude から 2 枚のアルバムをリリースし、Epic に移籍するのでありますが、残念ながら初期衝動に勝るものではありませんでした。 が、Prelude での 3 枚は聴いて損はありません。