誰もが浮かれる金曜日の夜。
ハリウッドにある“ズー”という超ご機嫌なディスコで、今宵、ダンス・コンテストが開催される。
夢や憧れ、不安など、さまざまな思いを抱いた若者たちが詰めかけ、熱い夜が終わり無く続く…。
ドナ・サマー、コモドアーズ、ダイアナ・ロスなど、’70年代のホットなナンバーをバックに、個性的でエネルギッシュな若者たちの人生が交差していく。
原題は Thank God It’s Friday でして、こういう言い回しを知らなかったのでとても新鮮で、あぁいいなぁって。
それはともかく、ディスコブーム(フィーバーか)に乗って製作された映画ではありますが、Motown と Casablanca が協力して作られただけあって出演者もサントラも豪華。 ミュージシャンとして出演しているのは Commodores(知らなかったんですけど Jackson 5 のライブのオープニングアクトを務めて注目されたんですって!)と Donna Summer 様。 Donna 様はニューヨークだかからやってきた(どこにやってきたんだって話もありますけど、ハリウッドです)才色兼備だけどチャンスに恵まれていない、でもセールス用のインスト音源(LP サイズだから 12 インチシングルなのだろうか・・・1978 年に?)を携えて売り込みに来たニコルさんという役柄。 そう役者としても出演しているんです。 ドナちゃんワーオです!ですよね(そのドナちゃんではない)。
ほかにも役者さん的にもその後有名になった人たちがこぞって出演しており、とくにビックリしたっていうかなんていうか目を見張ったのが Terri Nunn で、アラバマだかどっかから高速バスでもって友達(Valerie Landsburg)とやってきた(ハリウッドにね)15 歳(事実出演時 17 歳だったという)っていうんですから。 もう・・・。
という気合が入りまくったキャストでお送りする映画なんですけど、すっごく不評なんですよね。 ゴチャゴチャしててよくわからなくてつまんないっていう評価なんですよね。
でも今見るとそんなんでもないんですよ。 かえって時代を感じさせていいじゃないですか!っていう。 群像劇として成立していなくてもいいじゃんって話なんですよ。 911 カレラに「いちいち」ぶつかってって最後にはバラバラに崩れてしまうのがコントみたいでもいいじゃないかっていう。 バットみたいな木製の巨大ミルで叩かなくてもいいじゃないかっていう。 そんないろんな話がありますけど、全部まとめて受け入れるべきです。
こういうあぁいう映画だよって、いい出したらきりがないんで皆さん見てください。 ちなみにこれを書いているのは 4/5 で、息子の入学式の次の日。 入学式当日早朝にこれを見てから入学式に参列し、興奮冷めやらぬまま帰宅してこれをもう一回見てクールダウンするっていうくらいの私です。 DVD 買うべきなのかなぁ・・・