1971 年リリースの最終作。 バンド名に「New」がつくのも布陣が変わったからであり、これまでのサイケデリック・ソウルというよりかは相当にジャズ成分が強くなったからに他ならない・・・と思います。 更にはジャズ成分が強くなっただけで決してジャズになったわけではないのと、ソウル成分は未だに残っているしそれはおろか強くなっていいて、ボーカルも Dave Scott, Shirley Wahls, Kitty Haywood そして Minnie Riperton と強化されゴスペル化しているという、なんかすごいことになってて音の波が押し寄せてくるんですよね。
話によるとバンドはアルバムそしてシングルにしてもこの年にリリースが完了し、1974 年には解散しているらしいです。 そして Discogs によると 1975 年に Minnie Riperton With Rotary Connection 名義でシングルを出している、と。 Minnie Riperton 自身は 1970 年にソロ作を出しているので、このアルバム Hey, Love では前面に出ずにバンドに溶け込んでいるのがかえってアルバムの完成度を高めているかもしれません。 決して悪口を言っているのではなく、バンドとすればこういう形のほうが収まりがいいということが言いたいんです。 ですから最終作ではありますけれどもバンドとしてうまくいってるしサウンド的にも昇華していて、私としては最高傑作になっています。
蛇足ですけど一番「?」ってなったのはデビューアルバムです。 何がいいのかわからなかった。