Norman Connors Presents Aquarian Dream (Aquarian Dream)

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こないだ Norman Conners を紹介した際に、今の周回が終わったら Aquarian Dream を絶対に上げようと心に決めていました。 でも、あくまでも Aquarian Dream っていうことなんで、この Norman Connors Presents っていう括りだといろいろしがらみもあるだろうなぁとは思ってはいましたけれども、こんなにだとは。 そもそも Norman Conners がオーガナイズしたディスコバンドっていうことなんで、デビューアルバムである本作(1976)は Norman Connors Presents Aquarian Dream ということになっているのですが、配信もそうだしショップでも、これをして Norman Connors 名義で出しているんですよね。 ですから 1st がプロデューサー名義、あとの 2 作がグループ名義になっているという、しがらみっていうかめんどいことになっているという。

Norman Connors のプロデュースは 1st と 2nd の Fantasy (1979) で、3rd の Chance To Dance は Norman Connors の手を離れています。 1st のみが Buddah からのリリースで、あとの 2 作が Elektra からのリリース。 もうなんか多段スライド方式で困っちゃうよもう。 ちなみにリードボーカルも作品ごとに変わっており、1st が Gloria Jones、2nd が Gloria Jones と Sylvia Striplin そして 3rd が Connie Harvey と、それぞれが「あの」誰々って言わざるを得ないような豪華さ。 っていうか Gloria Jones が誰だかわからない人も、今の若い人は誰だかわからないでしょうなぁ。 Marc Bolan の最後のパートナーだった人ですよ! ねっ!

それはさておきグループ。 アルバム単位で聴き流してみると、プロデューサーが違うので自ずと雰囲気が違う 3rd はこれはこれでいいし、1st と同じオーガナイザーのプロデュースなのになんとなく肌触りが違うのはリードボーカリストのせいなのかと不思議に思う 2nd も悪くないんですが、なんといっても 1st なんですよね。 どのくらい演奏に関わっているかは知りませんが、なにしろ Norman Connors 汁が濃いんですよね。 これと Norman Connors の You Are My Starship が同じ年のリリースっていうだけでもすごい話ですけど、Aquarian Dream のディスコとしての突き抜けっぷりも捨てがたい特徴であります。

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