付記:本投稿は Ingram の 1st である The Ingram Kingdom を未聴の時点でのものです。
泣く子も黙る Barbara Ingram も自身のソロアルバムを作らなかったのかと、死後 Norman Henry “Butch” Ingram Jr. のプロデュースというかセレクトでリリースされた本作のみしか存在しないのかと知って悲しくなる。 しかもこれ、デュエットだったりなんだりで、ご自身のために録音されたものではないことを最後の Let The Love Again で合点がいったり。
古くは同じく Thom Bell に見出された Stylistics の 1st でバックコーラスとしての参加を機に、Spinners だの Blue Magic だの Barbara Mason だのというすっごいところでコーラスを担当し、The Sweethearts of Sigma の名を欲しいままにし(ここちょっと書いてて意味不明で苦しい)、挙げ句に Salsoul Orchestra に参加するなど、ソウルのおいしいところには必ず名が挙がるすっごい人であります。 だいたいがバックコーラスで Barbara Ingram、ギターで Norman Harris っていうところなんですよね。
でもソロ作は出なかった。 こういう編集盤で溜飲を下げるしかないのでありますが、どの曲も Barbara Ingram が歌うべくして作られたんじゃないかっていうくらいにハマってます。 自らセレクトするのでなければ、一聴の価値はあります。