The Complete Recordings (Catalyst)

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Catalyst は、アメリカはフィラデルフィアのジャズバンド。 1972 年から 1976 年までの活動歴のうちに 4 枚のアルバムをリリースし、ぱっとしない売上のため解散したのだという。 1999 年にコンプリート盤の The Funkiest Band You Never Heard がリリースされ、ようやくに日の目を見たという。 私なんかそれすら知らず、2010 年のこちらのコンプリート盤でやっとこさ知った次第。 ちなみに時代時代だし上記の経緯もあり、オリジナルアルバムはすべて、それ単体での CD 化はなされていません。

Catalyst というとまず思い出すのが Alphonso Johnson が在籍していたことなんですが、よくよく調べると 1st のときだけなんですね、いたの。 んで前任ベーシストの跡を受けて Weather Report に加入したことで Catalyst を脱退し、さらにそのベーシストの座を Jaco に明け渡した・・・のでもなく、Jaco Pastorius の猛烈なアプローチの結果加入しようとした折には Alphonso Johnson の脱退は予定されていたのだといいます。 っていうか Weather Report 在籍時にもうソロ作品を出し始めているので、ちょっとどういうことなのかよくわからんちん会長ではあります。

ということで Alphonso Johnson が 1st のときしかいなかったっていうことを受けて、じゃぁその後の 3 枚とずいぶんに違うんだろう?ジャズ・ファンク色が一気に失われるんだろう?とか思いがちかもしれませんが、その実そんなことは全然なくて、Catalyst はみんなで Catalyst だったっていう話です。 ジャズではあってファンク要素が強いにしても、ロックっぽさは・・・ジャズ・ロックというわけではない、という、聴いてみればわかりますけどとっつきやすくてグルーヴィーなんですよね。

売れなかったのは Muse のせいなんだろ、きっと。

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